 曲がった左側に立派な冠木門があり、その脇に「明治天皇鳥居川御小休所碑」(左)が建てられているが、ここは旅籠松屋跡。明治天皇東海・北陸御巡幸のおり、ここで小休み。 コメント:冠木門と石碑は撤去され今はありません。
旧中山道は商店街の中の道を進み、国道1号の高架下を通り、JR琵琶湖線の下を通ってNECの工場脇を歩き、その先の十字路も横断して道なりに。ほどなく民家の門前に比較的小型の「膳所(ぜぜ)城勢多口総門跡碑」(右)が見られる。
瀬田唐橋を守る目的で築城された膳所城は藤堂高虎の縄張りで慶長6年(1601)に着工。 「瀬田の唐橋唐金擬宝珠、水に映るは膳所の城」 と詠われた美しい城であった。明治維新で廃城となり取り壊されてしまったが城門が各地に移設されており、その一部が街道沿いで見られる。 |