| (12) 小仏宿 ひなびた街道歩きの次は過酷な登山が待っていた |
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日本橋から12番目の宿場となる小仏宿は、その前の駒木野宿よりさらに小さな宿場で本陣は無かった。駒木野宿から40〜50分ほど歩き
JR中央線下の煉瓦造りのトンネルをくぐると その先が小仏宿があった場所だが今はわずかの民家があるのみ。 |

中央線下のトンネルをくぐり宿場があったことを想像しながら歩くこと7〜8分。民家が無くなった先がバスの終点。さらにその先に「寶珠寺」という寺がある。参道脇に 全身苔にまとわれた「地蔵様」(左)が座っていたので思わず1枚。
参道の左上にそびえている大木は東京都指定の天然記念物「カゴノキ」(右)。表皮が鹿の子模様になるので「カゴノキ」というのだが関東地方でこれだけの大木は珍しいのだとか。
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舗装道路が終わるといよいよ砂利道となり「登山道」(左)に入る。三叉路を左に入るのだが、30分ほど登ったところで下山者に「頂上はまだですか」と尋ねると「まだずっと先ですがガンバッテ」の温かい返事。
杉林の中のつづら折りの道は全く見通しが悪い。思わぬ登山となってしまったが一時間ほど登ってやっと「頂上に到着」(右)。きつかった!が、とにかくほっとした。頂上は広場になっており休憩所もあるがちょっと荒れた感じがする。
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広場の端の方から「峠の地蔵様」(左)がこちらを見ている。このお地蔵様は ここに関所があった三百余年前から旅人の安全を見守ってきたやさしいお地蔵さん、たまには江戸時代の話を聞かせて下さいな。
休憩所を通り過ぎると「明治天皇小佛峠御小休止跡及御野立跡」(右)と刻まれた石碑が建てられている。明治天皇もきつい登山道をお登りになられたのだ。威儀を正して登るのも大変だったろうなー。
この先は神奈川県に入るが下りなので楽ができそう。
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 下りの最初は歩きやすかったが次第に石ころだらけの道となり、ついには「V字の底」(左)の道をジグザグに下って行く。大きな石がごろごろ。おまけに赤土で滑りやすい。楽ではないわい。
無我夢中で下ってきたのでどのくらいの時間歩いたのか分からないが、「相模湖側の登山口」(右)まで下り舗装道路が見えたときはほっとした。
この先は道標に従って底沢橋まで歩くと国道20号に合流。ここまで来れば小原宿が近い。
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