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街道松 甲州街道 道中記 街道松

街道地図
(11)駒木野宿    甲州街道はすでに秋モード真っ盛り
駒木野宿は総家数70数戸という小さな宿場であった。小仏関(正式名称は駒木野関所)に付随する簡易な宿場と言うところだろうか。
山間の静かな村落であるが古民家などは見あたらない。

 平成18年9月21日

駒木野宿へ続く旧甲州街道駒木野橋跡碑

国道20号を歩きJR中央線の高架下を過ぎると右に入る細い道があるがこの道が「旧甲州街道」(左)。この先は駒木野宿を通り小仏峠へと続く道で ひなびた街道 。

しばらく歩くと「駒木野橋跡碑」(右)が目に入る。撤去した橋の名前を後世に残そうということで碑を建てたということだが、忘れ去られてしまわないよう という気づかいが嬉しいではないか。


小仏関跡駒木野宿今は無き駒木野橋を渡った先の竹柵に囲われた一角は「小仏関跡」(左)。史跡小佛関址と刻まれた石碑と説明板が建てられている。 戦国時代には小仏峠に置かれていた関所だが徳川幕府がこの地に移設。石碑の前には旅人が通行手形を置いた手形石と手を添えた手付石が据えられており関所の様子をちょっとだけ知ることが出来る。

関所跡の先には「甲州街道駒木野宿」(右)と刻まれた石碑が建てられているが今は山間の静かな里となっており当時の面影は見あたらない。

念珠坂碑高尾山道道標

駒木野宿碑からちょっと歩くと下り坂になるが、ここに鎮座しているのは数体の地蔵と「甲州街道念珠坂碑」(左)。今は緩い坂道だが かつては大変な急坂であったため念仏を唱えながら上り下りしたので念珠坂なのだとか。

念珠坂を過ぎると一段と山間の里という雰囲気。ところが突然、近代化を象徴する施設に遭遇。山上に複雑に交錯する曲線は高速道路のジャンクション。江戸時代の旅人が見たら腰を抜かすのでは。無粋な景色を眺めながら歩いていると「高尾山道道標」(右)が。


駒木野宿から小仏宿までの街道沿いはすでに秋モード真っ盛り。 暑い暑いと思っていたが自然界は着実に秋。

彼岸花 萩 紫式部 コスモス ススキ

その他にも黄花コスモスや秋明菊など、秋を代表する草花が街道沿いの至る所で満開となっており楽しい街道歩きであった。

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