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街道松 甲州街道 道中記 街道松
街道地図
(33) 駒飼宿 江戸時代の駒飼宿には「寿司屋」があったようです
笹子峠を越えると駒飼宿であるが、ここは本陣・脇本陣が各1軒、旅籠も6軒という山間(やまあい)
小さな宿場であった。

 平成18年11月8日

天狗橋芭蕉句碑

山道の旧甲州街道から車道に入ったら桃の木茶屋跡標柱前を通り、清水橋を渡ってジグザグに下り、「天狗橋」(左)を渡ると民家が現れ駒飼宿へと入って行く。

橋を渡るとすぐの右側に見える石碑は「芭蕉句碑」(右)。
  
秣負ふ 人を栞の 夏野哉   芭蕉  
  馬草負う 人を枝折の 夏野哉
この句は甲州で詠まれたとも那須野で詠まれたのだとも。 


脇本陣跡本陣跡

芭蕉句碑の少し先左側の空き地が脇本陣富屋跡。「甲州道中・脇本陣跡」(左)と記された標柱が建てられている。その数軒先が本陣の有った場所で こちらの標柱には「甲州道中・駒飼本陣跡」(右)と。

本陣跡の隣に駒飼宿の説明と当時の屋号が記された地図が掲示されているが、その中になんと「寿司屋」という屋号が。こんな山の中に寿司屋が有ったとは驚き。もしかしたら信玄笹寿司のこと?


駒飼宿標柱野仏群と首無し地蔵

甲州街道はバス停の前で左の細い坂道を下り1〜2分歩くと「甲州街道駒飼宿」(左)と記された標柱が立つが、さらにその先の突き当たりには「旧甲州街道」と記された標柱も。

旧街道はさらに下って古道橋を渡り中央高速の下を通って行く。中央高速の橋桁下を過ぎると道路際に「野仏群と首無し地蔵」(右)が。一番右側の地蔵はその昔、強盗に襲われ胴体だけになった巡礼僧を供養した地蔵だというが今でも花が供えられているのが哀れ。


坂を下り県道に合流して左に曲がると突き当たりが国道20号。旧甲州街道は国道を左に曲がって行くのだが今回は右に曲がりJR中央線の 甲斐大和駅 に向かった。

諏訪神社本殿の彫刻武田勝頼銅像

甲斐大和駅のちょっと手前にある「諏訪神社本殿の彫刻」(左)が素晴らしい。江戸時代初期の建立だと言うことだが竹林の七賢人をはじめ、上り竜下り竜など見事な彫刻が全周に施されており見入ってしまう。

神社を出て坂を上ると甲斐大和駅であるがその裏に立つのは「武田勝頼銅像」(右)。滝川一益に追われた勝頼は天目山を目指したが、この先の大和田村田野で捕捉され自害。ついに甲斐武田氏は滅亡。

この奥、30分ほど歩くと景徳院という寺院があるが ここに勝頼の墓がある。次の宿場・鶴瀬宿へ行く前に寄らなければなるまい。


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