街道に戻らず勝蔵院前の小道を突き当たりまで進み右へ曲ると酒々井の名前の由来となった「酒の井」(左)があり、傍らに建てられた石碑は室町時代に寄贈されたという「酒の井碑」(右)。
酒の井伝説
昔むかし、近くの村に年老いた父親と孝行息子が住んでおった。親思いの息子は一生懸命働いて父親の酒を買っていったんじゃと。ところがある日、どうしても酒を買うお金が作れず途方にくれておったんじゃ。その時、道端の井戸からなんとも良い香りが。それは本物の酒だったんじゃ。帰って父親に飲ませると「これはうまい酒だ。ありがたい、ありがたい」 ところが、息子以外の人がくむとただの水なんだと。この話が広まりこの井戸のことを「酒の井」と呼ぶようになり村もいつしか「酒々井」と呼ばれるようになったということじゃ。 酒々井町ガイドマップより |