阿川家の門から数分歩くと「北澤八幡神社」(左)。創建は500年ほど前の文明年間(1469~84)で、当時の世田谷城主であった吉良頼康によって勧請され鬼門方向の守護神としていた。
この神社の自慢は世田谷百景にもなっている秋の例大祭。30台もの神輿が宮入するという。
すぐ先の森巖寺は慶長13年(1608)に徳川家康の次男結城秀康公の位牌所として建立。北澤八幡の別当寺でもあった。境内左手の「淡島堂」(右)は天保7年に建てられたものだが、この堂内に祀られているのは安産・子授け、裁縫の上達など女性に関するあらゆることに利益を授けるという淡島様。これまで歩いてきた淡島通りの名称はこの淡島堂に由来する。
|