十数分歩くと阿弥陀堂と刻まれた立派な標石があるので寄り道を。庚申塔が並んだ参道奥に「猿田彦大神道標」(左)があるが、これが今まで見てきた道標とはちょっと違う。正面の真ん中に「北 大門江二十八丁 岩つき江三里」右側に「西 かねさきふしへ壱丁 八町かし江五丁 浦和江二里 大宮江三リ 秋葉江六里」 左側に「東 新町江八丁 草加江二里 こしかや江二里 千住江四里」 さらに右側面、左側面にも行き先が刻まれており、この道標を作った人の思い入れが凄い。
ほどなく「見沼代用水東縁」(左下)に架かる橋を渡るが、その手前を右に入った奥は「木曽呂富士塚」(右)。寛政12年(1800)に富士講の信者らによって築造されたもの。塚の麓に享和4年(1804)の石灯籠や天保4年(1838)の石鳥居など多くの石造物が残されている。 |