向かった先は保元元年(1156)に創建されたと伝わる法幢院。本堂前の「鐘楼に下げられた梵鐘」(左)は江戸時代初期の延宝9年(1681)に多摩川の河原で鋳造されたもの。 鐘楼の下に小さな水船があるが これは寛永20年(1643)に製作されたもので大田区内最古の石造物。
もう一か所寄り道を。多摩川の堤防下にある安養寺は永禄11年(1568)の開山。江戸時代には古川薬師として人気があり行楽地となっていた。その門前に「古川薬師道 道標」(右)が建てられている。延宝2年(1674)に東海道の雑色から多摩川道に入る分岐点に建てられた道標だが区画整理のため現在地に移されたもの。 |