奈良時代初頭の霊亀2年(716)に僧行基によって開山された日向薬師(日向山
霊山寺)は日本三大薬師の一つ。廃仏毀釈で多くの堂宇を失ったが別当坊であった宝城坊が残り寺籍を守っている。その宝城坊(現本堂)は万治3年(1660)に建てられたもので国指定の重要文化財。解体・修理は2017年まで行われる。
工事現場の脇で肩身の狭そうな「鐘堂」(右)は宝暦13年(1763)銘の棟札がある古建築。吊るされている銅鐘は暦応3年(1340)の銘文を持ち国指定の重要文化財。
日向薬師へ寄り道をしたが山中でお地蔵さんに出合ったり、ジャンボかかしを見たり、最後はお薬師様にお参りしたりと いつもとは違う経験が出来た街道歩きであった。次回からは再び矢倉沢往還の旅。
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