 藤代宿から宮和田宿を通って小貝川まで来たら、ちょっと上流の「文巻橋」(左)を渡って対岸へ。住井すゑの「向かい風」のラストシーンに文巻橋の次のような一節が。
ゆみは文巻橋の袂で立ち止まった。それは何よりも明瞭な別れの合図だった。 中略 ゆみは黙って橋を渡りはじめた。橋上は一入風が強かった。しかも向かい風だった。・・・・・
橋を渡って右に曲がると見えたのが「慈眼院観音堂」(右)。天慶年間(938〜47)に平貞盛が父国香の菩提を弔うために観音堂を建立したのが起源で現堂宇は享保2年(1717)に再建されたもの。
慈眼院から4〜5分、旧街道が谷田川でちょっとだけ途切れてしまう。ここは手前で右に曲がり常磐線を越えていくことに。 |