旧道に入る前に普光寺に寄り道を。普光寺は創建年代不明だが千二百年以上の歴史がある古刹。その山門は天保3年(1832)、玄関は天保12年(1841)の建立。
境内左手に「多数の五輪塔と板碑」(右)が並んでいる。境内の整備工事などで発見されたもので中央の五輪塔には「大同四年開山慈門」の文字がかすかに読める。大同四年(809) また板碑には文永2年(1265)のものも。
普光寺の説明板に鎌倉街道のことが記されているが、それによると境内東側の砂利道が鎌倉街道で、北行すれば荒川に至り「山王の渡し」となる。また地図には境内裏手に掘割りがあり
その先は「赤浜の渡し」に続いているとある。 |